多種多様な業界と職種を経験
中学卒業後、Hさんは現場での工事業務や食品メーカーでの製造業務など多種多様な業界と職種を経験し、その後物流業界でのキャリアを伸ばしていくことに決めた。 元々車を運転することが好きであり、また、物の流れを見極め管理をすることに面白さを感じていたからだという。
運輸会社ではトラックドライバーとして配送業務、鉄道会社では輸送業務の管理にも携わっており、転職前はバス会社でバスの運転手も経験し、多くの乗客の安全と笑顔を守ってきた。
定年まで働きたいからこそ決めた転職
長年の幅広い経験と物流業界でのキャリアは、後輩やお客様からの信頼も厚くとても信頼されており、充実した日々を送っていたHさんであった。しかし、50歳を過ぎた頃、現状の労働環境では定年まで続けていくことは難しいのではないかと思い至ったという。
物流業界は24時間365日、常に動きのある厳しい環境である。早朝から深夜に渡るまでの不規則な労働環境と自身の年齢に応じた体力が対応できずにいた。
自身の好きなことを仕事として充実した働き方をしていたHさんではあったが、だからこそ「今の環境下では体を壊してしまい、好きな仕事を続けることができないのでは?」と考えた。そうしてHさんは考えぬ浮いた末に仕事を離れ、転職活動をすることとなったのだ。
自分にあった働き方を見つける
転職活動をスタートさせたHさんは、製造業に特化したみらい人材サポートへ相談することとなった。元々、幅広い業界で働いていたからこそ、様々なキャリアアドバイザーからの意見を聞いていこうと思ったからでもあった。
50代前半にして転職回数は7回となっていたHさん、転職回数の懸念点も視野に入れ、これからの自分にあった働き方と環境を探すこととなった。
やはり、これまで培ってきた物流業界での経験を活かしていきたいと考えたHさんは、愛知県で自動車部品を中心に事業展開しているA社に興味を持つこととなる。
物流業界での配送知識、モノの流れの考え方を活かせる現場であること。そして今回の転職活動の一番目的である労働環境改善。A社での物流業務に夜勤はなく、製品を届ける企業も東海エリア周辺ということもあり、体力面としても問題ない働き方ができることが大きかった。
転職回数7回、不利な部分から企業の心を射抜いたポイントとは
A社の理念は「現場の理念を大切にする」ということだった。実際に数多くの現場での経験を積んできたHさんだからこそ、A社のその考え方はとても共感ができたという。
また、今回の採用ポジションにおける物流でのご経験、現場から管理まで幅広い場所で活躍していたHさんのスキルが特に強みとなり、その部分をA社は評価した。
転職回数が多い部分をA社は気にしていたところもあったが、A社が求めていた経験とスキルがネックな部分を抑えることができたのだ。 また、一見転職回数の多さはネックに見えてしまうが、逆に言えば転職回数の多さはその人のスキルや経験の多さとも言える。Hさんはその強みもアピールをし、無事ご縁をつなげることとなった。
最後に
業界や職種によって、年齢によってその労働環境での働きが難しくなることはどうしても発生してしまうことです。
これまでの自身の転職回数の多さもあり、転職活動に踏み切るまでに多くのことを考えたHさんではありましたが、逆に弱みの部分を強みにし、自身が叶えたい部分を今回の転職活動で成功させることができました。
これから転職活動を考えている方も、転職活動真っ最中の方も、ぜひ一度自身のキャリアを見つけなおし、強みになる部分を探してみませんか。
▼転職事例を担当したキャリアアドバイザー