コロナ禍の大打撃!
地元岐阜の理工学部理学科を卒業されたAさんは、化学関連メーカーの製造職に従事していた。そんな中2020年1月から中国を起点に、世界中へと広まった新型コロナウイルスに起因する影響がAさんの会社にも波及した。
自身が携わっていた業務の量が段々と減少し、会社の業績も悪化。それに呼応するかのように支払われる給与にも影響が出始めたのだ。
配偶者もいるAさんは家庭を守る身でもある。このままでは家族を養う充分な生活ができなくなってしまうと大慌てで転職活動をスタートさせた。7年以上経験してきた化学関連の知識を活かせることを前提に転職活動を行い、化学メーカーの開発職に無事内定を勝ち取ったAさんだったが…。
焦った転職活動の行く末
退職後直ぐに内定をもらったB社へと入社をしたAさんだったが、入社前と入社後には大きな条件の差があった。
- ◎当初の給与とは大幅な違いがあり、固定残業代の手当もなかった
- ◎一部福利厚生に相違があった
事前の面接での確認や条件通知から伺っていた内容とは異なる条件で入社することとなってしまったAさん。これでは、なんの為にわざわざ7年務めた会社を退職し転職活動したのか?とAさんはひどく落ち込んだと言う。
転職活動を開始し、世間はコロナ禍一色。現状を打開しようと、転職活動を行ったはいいが、正しい判断が出来ずに次の企業を決めてしまった。
しかし、悔やんでばかりではいられない。Aさんは今回の反省を踏まえ再び転職活動をスタートさせたのだった。「家族を守りたい。」そんな思いがAさんを再び転職活動へ突き動かした。
転職活動失敗からのどん底スタート
焦りから転職活動を失敗してしまったAさんは、次こそは正しい情報を入手するため、また希望の条件を叶えるための転職活動を改めてスタートさせることとなった。そんな時、以前利用していた人材紹介会社である「みらいキャリア」を思い出したのだ。
転職エージェントを介した転職活動であれば、正しい情報を受け取ることができると判断したAさん。退会後ではあったが連絡を取り、今回の経緯をしっかりと伝え利用を再開させることになった。
入社して即退職というキャリアとなってしまった部分はマイナスではあったが、今までご経験されてきた知識や仕事に対してのひたむきな想い、この状況下でも未来への考え方を忘れない前向きな思いをお持ちであったことから、経験されたキャリアと同様に、そのお人柄も企業へとご評価して頂けるだろうと担当アドバイザーは感じたと言う。
案内される求人の情報を丁寧に拾い上げる
みらいキャリアの転職エージェントは、求職者と企業側どちらの面も受け持っているという特徴がある。そのため、現地へ向かい直接企業の情報を知っている転職エージェントが求職者へと情報を伝えることができるのだ。Aさんはその特徴を上手く利用した。
案内される求人の雇用条件はもちろん、このコロナ禍における企業の状況を細かく情報として仕入れていった。一度転職活動を失敗していることを理解していた転職エージェントも、Aさんの細かな疑問点を一つ一つ丁寧に払拭をしていき、不安を取り除いていくことに気を付けたという。
また、今回こそは後悔のしない選択をするために、Aさんは元々携わっていた「製造職」へ戻りたいとも考えていた。全ての希望条件を叶えることは難しいとは理解しつつも、失敗という経験を活かし悔いのない行動を意識したそうだ。
会社への不信感は取り除けたのか
転職エージェントを介して企業の事細かな情報を入手することができたAさんは、その後紹介された企業にエントリーし、無事内定をもらうこととなった。しかしその間にも、以前の転職活動で感じてしまった会社への不信感というものはなかったのだろうかと聞いてみたところ、Aさんからはこのような回答をいただいた。
「不信感というより不安はありました。ですがアドバイザーの方から事前に企業の情報をもらっていたし、自身が失敗した部分は面接時にクリアにできました。ひとえに採用担当である人事の方が、自社採用よりも私のキャリアについてアドバイスをしてくれたという、信頼感があったからだと思います。無事内定をいただくことができほっとしている反面、縁を結んでいただいた企業には恩返ししたいと考えています。」と話してくれた。
前回の転職活動では難しかった希望条件も
元々生活面の充実を重要視していたAさんは、今回の転職活動を経て他にも希望の条件を叶えることができた。
- ◎給与・年収アップ
- ◎前職の経験キャリアが少しでも活かせる製造職のジョブチェンジ
- ◎家族・プライベートな時間の確保
条件面の希望が叶ったのはもちろんだが、何よりもモノづくりが好きなAさんは、化学メーカーでの製造職へ戻れることを喜んでいた。そして、前回の転職で失敗した条件面の確認なども、転職エージェントを通じてしっかり確認が出来、入社後は安心して働けることがなにより嬉しいとお話されました。
最後に
いかがでしたでしょうか?
前回の転職で失敗した経験から学び、次の転職をよりよいものにしようというポジティブな方向へと変換させることが今回の転職活動成功へとつながった転職事例でした。
今現在も新型コロナウイルスの影響は大きく、働く多くの方が大きな不安の中で次の転職をキャリアを考えていますが、そんな時だからこそ、地元の転職エージェントとして貴方の悩みにマッチした転職活動の支援・サポートが出来れば幸いです。
▼転職事例を担当したキャリアアドバイザー