諦めかけていたキャリアアップと育児の両立を目指して
「御社の転職支援サイトに掲載されている、愛知県の自動車部品メーカー、Y社の秘書業務の求人に応募したいのですが・・・」
弊社の転職支援サイト“みらいキャリア”を通して頂いたメッセージがRさんとのご縁の始まりだった。
当時、Rさんが関心を持ったY社の秘書求人は直前で募集終了となっており、残念ながらRさんには応募見送りと伝えた。
ご縁がなかった・・・そう思っていた矢先、Y社から再募集の電話が。
すぐさまRさんに再募集について連絡をし、Y社の秘書求人への応募を進めることとなった。
“このタイミングで再募集、ご縁があるとしか思えない”
Rさんとは担当アドバイザーは、二人三脚で転職成功に向けて準備を進めた。
Rさんの希望
1.派遣社員の秘書から正社員の秘書にキャリアアップしたい
2.仕事と育児の両立ができるような企業でワーキングマザーとして活躍したい
懸念点をアピールポイントに変える
企業への応募に向けてまず必要なことが職務経歴書の作成。
担当アドバイザーはまずRさんと面談にて、これまでの経験、転職に関する希望をヒアリングした。
Rさんは4社経験で、職種としては営業職・事務職・製造職、そして直近では派遣社員として愛知県内の某自動車部品メーカーの役員秘書など、業界、職種ともに様々な経験してきた。
担当アドバイザーは転職支援の面談を通じてRさんのキャリアの棚卸をして、これまでの幅広い経験をアピールポイントとして整理し、それらの内容を反映した職務経歴書の作成を一緒に進めていった。
その結果、懸念点でもあった経験社数も、むしろY社からは様々な業界での知恵や知識を活かしてほしいと期待を込めて評価いただき、面接となった。
「仕事と育児を両立したい」その思いを明確に伝える
面接当日までの間、Rさんと担当アドバイザーは何日も前から繰り返しシミュレーションを行った。
想定される質問として、例えば転職理由、志望動機、将来的にどうなっていきたいか、さらには企業がなぜ秘書という人材を必要としているのかなど、事前の面接対策で徹底的に掘り下げ、Rさんも真剣に取り組んでいた。
その結果、面接当日は焦ることなく、終始落ち着いた対応で面接を見事に乗り切った。
面接では、ワーキングマザーとして、仕事と育児の両立方法を具体的に伝える他、これまでの秘書の経験がY社でいかに活かせるのかなど、入社したいという素直な気持ちを語ったことも、良い結果に繋るひとつの要因となった。
Y社からはRさんの臨機応変な対応や秘書としての管理能力はもちろん、今後の働き方のビジョンを明確にお持ちである点も評価頂き、内定そして承諾となった。
担当キャリアアドバイザーの声
Rさんは経験社数が多く、職種も様々。キャリアの一貫性という観点では懸念点はあったものの、転職支援面談での対応やメールのやり取りがとても丁寧かつ迅速で、言葉遣いや身振りなど、まさに秘書としてご活躍いただける方であると私は確信していました。
弊社にご相談くださった当時Rさんは、秘書としての高いスキルをお持ちでありながら、仕事と育児の両立や将来性の不安から秘書としてのキャリアアップは難しいのではないかと諦めかけていました。
しかし面談では、女性としてそして母親として諦めたくないという本音のお気持ちと現状をお話いただきました。
その思いを実現するために、Rさんと同じ目線に立って、実際に通勤はできるのか、勤務時間に無理はないのかなど、業務内容はもちろん働き方にも注目して必要な情報を集め、お伝えしました。
面接の場ではただ秘書として活躍したいという気持ちだけではなく、Rさんの置かれている現状を正直に伝えていただくことで企業様にもその思いが伝わり、それがよい結果に繋がった要因だと思います。
もちろん、転職のゴールは内定を頂くことですが、その先、RさんにY社で長期的にご活躍いただくことが当社の願いでもあります。
そのために、事前に業務内容や企業の雰囲気など詳細をお伝えし、企業様にも給与、時間、残業など、働き方のイメージが明確になるよう、内定後の企業面談も実施していただきました。
その結果、企業様と求職者様との間に生まれる入社前の誤解やギャップをできるだけ最小限にとどめ、安心してご入社いただくことができました。
今後も女性が安心して活躍できる場がひとつでも多く実現するように、はたらきかけていきたいと思います。
Rさんの今後のご活躍が楽しみな事例の一つとなりました。