組み込み機器に搭載されて動作するソフトウェアの開発職。
組込み機器とはPCのような汎用性の高い機器ではなく、テレビ、カメラや電子レンジなど一般家電や自動車(ECU)など「特定の機能に特化・限定している機器」にして内部の制御するソフトウェアの事を言います。
俗に言う「シーケンス制御」とは異なる。開発における本来の工程としては、「機械設計/金型設計/光学設計」、「回路設計」によって構造と仕組みを固め、「組込ソフトウェア開発」をする、という順番ですが、工数削減のため最初の段階から三者共同で設計を進めるケースも多くあります。
組込ソフトウェア開発で特にニーズが高いのは、画像処理の技術。液晶は家庭用のカメラや携帯電話だけでなく、自動運転の自動車や医療機器、ロボットなど、IoT(Internet of Things)を取り入れたあらゆる製品に使われるので、撮影した画像を活用する技術が注目されています。
他にも、堅牢性・汎用性を特に重視されるプラント型の組込や正確性・スピードを重視される通信型の組込など、この技術が活かされる領域は幅広くあります。