生産技術とは、工場で作られる製品の品質と、生産効率を高める仕事です。
製造ライン全体の流れを検討・確立する工程設計、ラインに配置する一つひとつの設備を設計する設備設計に大別でき、後者はさらに「機械設計」、「電気設計」、「制御設計」と役割によって分かれることがあります。
設計通りの寸法や形状で生産できることはもちろん、安全かつ効率的に低コストで生産できる工程や設備の配置などを考えて決めること、必要な設備の導入・見直しを検討することに加えて、既存の設備をカスタマイズすることも仕事の範囲に含まれます。
また、研究中の製品が本当に工場でつくれるのか、つくるならコストや納期はどれくらい掛かるのか、などを検討するのも生産技術の役割です。
近年では日本にいる生産技術部門が生産工程や生産設備を開発・確立した上で、海外拠点に工場を展開することも多くあり、その役割の重要性は高く、メーカーをはじめとする製造業には無くてはならない専門職。モノづくりの中心的な役割を担っています。