回路設計とは機器の動力となる頭脳をつくる仕事であり、機器にはアナログ回路とデジタル回路があります。 アナログ回路はノイズ(雑音や機器の干渉、温度変化などの外部要因)に弱く、デジタル回路に比べ設計が難しい。
そのため、デジタル回路がアナログ回路に代用されるようになってきているが、そもそもデジタル回路を使用するためにはアナログのインターフェース(電源回路・増幅回路など)が必要となるため、アナログ回路が全くない装置は存在しません。
機械設計/金型設計/光学設計が構造を決め、回路設計がそれを動かす中身の仕組みを考え、組込ソフトウェア開発がプログラムを固める、というのがモノづくり分野の設計工程です。
回路設計には、アナログ、デジタル、半導体があります。 モノづくり企業の業績が好調で、新製品の市場投入サイクルが短くなっていることを背景に、回路設計のニーズは増しています。
特にIoT(Internet of Things)やロボットを実用化するため、画像処理や無線の技術ニーズが高まっています。
また、半導体は、サイズの極小化が限界に達しており、技術革新の方向はサイズから省力化や素材開発へと変化しています。