岐阜、というとどんなイメージを持つでしょうか。
よく言われるのは「白川郷」「雪が降る」「航空ショーをやっているところ!」……などなど。
「岐阜ってどこだっけ」と言われることも多々ありますが、実は岐阜という土地は、空気が綺麗で土地が広く、都会にも近いため生活しやすい土地なのをご存知でしょうか。
たしかに、名古屋のような華美さはないかもしれません。しかし、都会の喧噪や情報量の多さに疲れてしまった人や、静かな場所で就職したいと思っている人には必見の土地です。
そこでこの記事では、岐阜生まれ岐阜育ち、そして岐阜の地元企業に就職した筆者が、岐阜県の風土やこの地で働く魅力をご紹介します。
それでは順番に見ていきましょう。
目次
岐阜県ってどんなところ?
はじめに岐阜県の風土や、岐阜人の暮らしぶりについてご紹介します。
岐阜県は面積が広いため、北部と南部でそれぞれ「美濃地方」と「飛騨地方」に分けられています。美濃地方と飛騨地方では気温も環境も大きく異なるため、この項ではそれぞれに分けてご紹介します。
◎美濃地方はやや都会寄り
美濃(みの)地方には岐阜市や大垣市、新幹線が停まる羽島郡などが位置し、娯楽施設や企業が密集しています。
気候は夏と冬の寒暖差が激しいですが、雪は年に2、3回程度しか降りません。時折10数㎝ほど積もるときもありますが、基本的には降ってもすぐに溶けてしまうことが多いです。
岐阜を流れる長良川は名水百選にも選ばれており、水が綺麗で量も豊富なところが特徴的。
また美濃地方には「岐阜弁」と呼ばれる方言があり、耳を澄ますとあちこちから、名古屋弁と京都弁を足して2で割ったような言葉が聞こえてきます。関西風の言葉遣いですが、アクセントはどちらかというと標準語寄り。
「だからダメって言ったでしょう」が「やでダメってゆったやん」みたいな感じになるので、独特な響きがあります。
以前東京へ遊びに行った際に「似非関西みたいな言葉で話すね」と言われたことが印象に残っています。
◆長良川最上流夫婦滝
◎飛騨地方は雪降る観光地
一方で、飛騨(ひだ)地方は豪雪地帯として知られており、白川郷やスキー場、下呂温泉などの観光地が集まります。
日本の原風景を残す飛騨高山は、周りを険しい山々に囲まれており、季節によって大きく表情を変えるのが魅力の一つなのです。
移住するとなると大変なことも多いですが、登山や自然が大好きな方にはおすすめですね。
美濃地方の方言が名古屋・関西寄りであることに対し、飛騨地方の方言は北陸の訛りに近いと言われています。
◆世界遺産ひだ白川郷
岐阜県のイイところ
次に、筆者目線で感じる岐阜県のイイところをご紹介します。
岐阜には魅力がたくさんあり語り尽くせないのですが、今回は2つに絞ってご紹介いたします。
◎岐阜県は伝統工芸が盛ん!
1つ目はなんといっても、岐阜県全体で伝統工芸や和文化が盛んなことです。
日本刀や和傘、美濃焼、近年では美濃和紙がユネスコ無形文化遺産にも登録されたため、現地でも盛り上がりを見せました。
伝統工芸品のほかに、長良川の花火大会や鵜飼などの長く続いている文化もあり、1年を通してさまざまな歴史体験をできるのが魅力的です。
◎有名アニメの聖地が沢山!
『ひぐらしのなく頃に』、『君の名は』、『のうりん』、『聲の形』、『氷菓』、『僕らはみんな河合荘』、などなど……。
岐阜県はアニメやマンガ好きな人のあいだでは有名なタイトルの数々で舞台にされています。
また、近年ではアニメ・ゲームの夏祭りイベント『ぜんため』が開催されているのもゲーム界で話題になっています。
参考:全国エンタメまつり
さらに最近では「鬼滅の刃」の主題歌を担当したLiSAさんも岐阜県関市出身で話題の中心に。
LiSAさんはデビュー当時から、地元のアニメショップが力を入れて応援しており、地元のアニメファンのあいだでは知名度の高いアニソンシンガーさんでした。
このように、岐阜にはアニメ文化が根付いているため、楽しく生活できるのも若者にとって魅力的なのではないでしょうか。
◆長良川鵜飼の様子
岐阜県に転職する6つのメリット
次に、岐阜で働く6つのメリットをご紹介します。
【岐阜に転職するメリット①】有効求人倍率が高い
1つ目のメリットは、何と言っても有効求人倍率が高いことではないでしょうか。
現在は社会情勢の変化に伴い全国的に有効求人倍率が低くなっており、岐阜もその影響を受けています。
しかし、令和元年9月の岐阜全県における有効求人倍率は1.97、令和2年1月の段階でも1.84と、非常に高い倍率を誇っています。
参考:令和2年・岐阜労働局「有効求人倍率の推移」※参考先4ページ目の推移より。
有効求人倍率が高ければ高いほど仕事が見つけやすくなるので、岐阜での転職はしやすいと言えるでしょう。
【岐阜に転職するメリット②】愛知や東京よりも生活費が安い
2つ目のメリットは、東京や愛知よりも生活費が安く済むことです。
コンビニエンスストアやレストランなどのチェーン店で値段が変わるわけではありませんが、岐阜の賃貸は家賃がとても安いのです。ワンルームであれば、洋室10帖を1万9000円台から借りることもできますよ。
東京・新宿だと10万円以上かかる2LDKの賃貸でも、岐阜であれば3万円代から借りられます。
生活費が安い分、趣味や交際費にあてたり、将来を見据えた貯金に回したりできるのも魅力のひとつです。
参考:スーモ
東京都新宿区の賃貸住宅[賃貸マンション・アパート]情報 検索結果
【岐阜に転職するメリット③】マイカー通勤でストレスフリー
岐阜県は車社会です。
学生時代に免許を取得する岐阜人は多く、一人一台車を持っている家庭も少なくありません。
筆者の家庭も、家族3人、全員それぞれの車を持っています。
このように、車の普及率が高いため、多くの職場で社員用の駐車場が用意されています。
マイカーで好きな音楽を聴きながら通勤できるので、通勤ラッシュの満員電車に乗るよりもリラックスして仕事に向かえるのではないでしょうか。
もちろん、車がない場合でも、バスや電車があるので大丈夫。公共交通機関を使う場合は、岐阜市内がもっとも交通の便がよいため、岐阜駅周辺で仕事を探すと楽かもしれません。
【岐阜に転職するメリット④】未経験でもOKな求人が多い
1つ目のメリットでも紹介した通り、岐阜県の有効求人倍率は全国的に見ても高く、まさに「売り手市場」です。
企業は少しでも働き手が欲しいと思っているため、求人を探してみると、「未経験者歓迎」や「第二新卒歓迎」の文字を比較的すぐに見つけられます。
筆者も実際に岐阜の土地で、外国語系大学から新卒で橋梁設計事務所に入社し、橋や歩道橋の設計に携わった経験があります。
このように、憧れの技術職にも、未経験から挑戦できるかもしれませんよ。
【岐阜に転職するメリット⑤】都市部よりも静かな生活ができる
筆者は岐阜県内で最も栄えている岐阜市、そのなかでもさらに中心地と言える場所に20年以上住んでいます。
他県に住んだことはありませんが、趣味のために東京や愛知に連泊することが多くあり、他県の朝昼夜の空気感は知っています。
この経験から比較すると、やはり岐阜の生活は、愛知県にくらべて静かだと感じました。雑音が少なく、空気が綺麗で、生活はややスローペース。とにかく気楽です。
また都市部のような遊べる商業施設は少ないですが、その分余計な誘惑や、頻繁な人付き合いも少ないと感じています。
内向的なタイプの人や、都会の喧噪に辟易としている人にとっては、岐阜は刺激が少ないため暮らしやすいのはないでしょうか。
【岐阜に転職するメリット⑥】41の市町村で待機児童0人
岐阜県で転職する6つ目のメリットは、保育園の多さです。
現在岐阜県には42の市町村がありますが、そのうち41市町村で待機児童が0人となっています。待機児童がいるのは、可児市に1人のみなのです。
ほぼ確実に子どもを保育園や幼稚園に預けられるため、子持ち家庭の移住にはもちろん、今後共働きで子育てをする予定のある人にもおすすめです。
確実な受け入れ先があるのとないのでは、子育てと仕事の両立に対する安心感も違いますよね。
参考:goo住宅不動産
まとめ
本州のほぼ真ん中に位置する岐阜県。愛知県に近く、東京方面にも関西方面にも行きやすい岐阜県には、さまざまな暮らしの魅力が詰まっています。
今回は紹介しきれませんでしたが、モーニング文化やグルメの数々、「清流の国」の名にあるように、澄んだ水で作られた郷土料理の数々はとても美味しく、食文化も発達しています。
また岐阜県では、令和2年10月より、「清流の国ぎふ移住支援補助金」の取り組みを行っております。
地方での生活はゆったりとしていて、密も少なく、都会とはまた違った楽しさを見つけられるのではないでしょうか。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
愛知県の情報はこちら:ものづくり王国愛知の魅力を大公開|愛知で働く
三重県の情報はこちら:三重県には魅力が一杯!製造業で働くなら三重県がおすすめの理由とは