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自動運転ってどこまで可能になったの?自動運転の現在と未来予想

みらいキャリア編集者

ここ数年で「自動運転」という言葉を良く耳にするようになりましたね。
自動運転は結構前から話題になっているものの、未だに街で車が自動で運転されている姿を見かけることはありません。

「自動運転ってどこまで可能になったの?」
「一体いつになったら自分で車を運転しなくてよくなるの?」

こんな疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、

・自動運転の現状の技術レベル
・自動車メーカーの動向から見る、自動運転の未来予想図

について解説していきます。
自動運転に興味がある人はもちろん、ものづくりに携わっている人も必見です。

現状では「部分運転自動化」が限界

国内外ともに、自動車業界における自動運転の技術は「部分運転自動化」が現状のレベルとなっています。
部分自動運転化とは、ハンドル操作および加減速を自動車システムが支援してくれる機能です。

例えば前の車両との距離を一定に保ってくれたり、車線を維持してくれたりする機能が部分運転自動化にあたります。

具体的なシステム名で言うと、

・SUBARUの「アイサイト」
・NISSANの「プロパイロット」
・Hondaの「Honda SENSING」

などが有名ですね。

これらはあくまで「自動運転」ではなく「運転支援」という位置付けで、運転の主体は人となります。
完全自動運転は各社が実用的な研究を進めているものの、未だ実現はしていません。

完全自動運転がなかなか実現しない3つの理由

2000年代に入ってから自動運転の技術は飛躍的に進化していますが、完全自動運転の自動車が公道を走るには未だ至っていません。

なぜここまで各自動車メーカーが研究に力を入れているのに、完全自動運転はなかなか実現しないのでしょうか。

ここでは完全自動運転を実用化するにあたっての課題について解説していきます。

技術的な問題

AIの技術は急速に普及しつつありますが、人の命に関わる自動車の運転においては0.1%もの失敗も許されない「完璧」が求められます。
100%安全と言い切れるシステムを開発するのは容易ではなく、結果として完全自動運転の実現が難しくなっています。

事故が起こった時の責任問題

通常の運転で事故があった際はドライバーがその責任を問われますが、ドライバーが運転に関与しない完全自動運転で事故があった場合は、責任の所在が難しくなります。
完全自動運転で事故があった場合はドライバーに責任が及ぶのか、それとも自動車メーカー側に責任が及ぶのか、この辺りの責任問題を法律的に定めなくては完全自動運転の実用化は困難です。

法整備の問題

そもそも日本の現行の道路交通法においては、ハンドルのない車両は公道を走ることができません。
自動運転の安全性が国家レベルで認められ、法整備がなされない限り、完全自動運転の実用化は不可能です。

自動車メーカーの動向から見る、自動運転の未来予想図

完全自動運転の実用化には技術面以外の課題も多いものの、各自動車メーカーは完全自動運転の実用化を目指して日々研究を進めています。
各自動車メーカーが自動運転に対してどんな未来予想図を描いているのかを見ていきましょう。

TOYOYA:2020年に高速道路における合流・レーンチェンジ・分流などを自動化

TOYOTAは高速道路における合流・レーンチェンジ・分流などを自動化した「Highway Teammate」を、2020年頃に実用化するとしています。

交通状況に応じて車載システムが適切に操作することで、自動車専用道路での合流、レーンチェンジ、車線・車間維持、分流などを実現しました。

既に首都高速道路でのデモ走行も行われており、完全自動運転に一歩近付いた技術が開発されつつあります。

Ford:2021年に自動運転タクシーを大規模展開

アメリカの自動車メーカーFordは、2021年に自動運転タクシーを市場に投入するとしています。
タクシー業界は日本国内でも人手不足が課題となっているので、一刻も早い自動運転の普及が望まれますね。

Honda:2025年に一般ユーザー向けの高度自動運転技術を確立

Hondaは 2025年に限定エリア内にて運転手を不要とする「自動運転レベル4」の技術を一般ユーザー向けに確立するとしています。
全ての公道とまではなりませんが、もし実現すれば完全自動運転に向けて大きな進歩と言えます。

まとめ

まだまだ課題も多い自動運転ですが、もし無人での自動車の運転が可能な未来が来れば、

・交通事故の減少
・渋滞の緩和
・タクシー業界や物流業界における人手不足解消

などなど、様々なメリットが期待できます。

特に、交通死亡事故ワーストのここ愛知県では、交通事故の減少が大いに期待されるでしょう。

各自動車メーカーの動向から見ても、完全自動運転の実用化はそう遠い未来ではないようにも思えます。今後も自動運転技術の発展動向から目が離せません。

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【参考文献】

・Volkswagen 「自動運転の基礎知識」

・SUBARU 「アイサイト」

・NISSAN 「プロパイロットについて」

・Honda 「Honda SENSING」

・TOYOTA 「トヨタ自動車、2020年頃の実用化をめざした自動運転実験車を公開」

・JETRO 「フォード、2021年に自動運転を大規模展開」

・Honda 「自動運転」

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