近年、以前に比べて転職はキャリアアップの一つと考えられ、身近なものになりつつあります。
また、「働き方改革」という言葉が社会現象にもなっている昨今、労働環境を見直す為に転職をする転職希望者も多くみられます。
しかし、いくら転職が身近なものになっていったとしても、勢いで転職することはできないですよね。
転職したいけど、行動に移せない理由は人それぞれです。
「転職回数が多いから、もう転職できない」
「今の会社の就業期間が短期間過ぎる」
「ブランク(離職期間)がある」
「使えるスキルや経験が何もない」など。
転職が身近になったとは言え、まだまだ転職回数が多いことやブランクがあることなどに関してはネガティブ’なイメージがあるのも事実です。
だからと言って、転職を諦める必要はありません。
これからご紹介する「面接攻略術」を参考に対策を行えば、きっと自信を持って面接に挑むことができますよ。
加点方式と減点方式の面接
企業によって面接の方法は様々。
0点から100点を目指す加点方式の面接もあれば、100点から減点をいかに少なくするかが重要な減点方式もあります。
面接官は当然、自社にとってできる限りマイナス要素が少なくプラスになる人材を採用したいと考えています。
そのため、社会人マナー、コミュニケーション能力、ストレス耐性、会社への適応能力、専門知識などを面接ではチェックされています。
では、減点を最小限に抑えるにはどうすれば良いか?
面接に備えて事前準備をしっかり行うしか方法はありません。
次に、事前に準備できる面接対策について説明します。
面接は事前準備で決まる
面接は、事前準備で決まると言っても過言ではないでしょう。
どんな仕事でも事前準備は大切ですよね。
料理人なら「下ごしらえ」、営業マンなら「プレゼン資料の作成」、秘書なら「担当役員のスケジュール管理」など。
事前準備をしっかり行うことで、仕事で結果を残すことができます。
転職活動の面接でも同じ。結果を出すためには事前準備が大切です。
企業のリサーチ方法
面接の事前準備で、一番重要なのが「企業リサーチ」です。
■企業のホームページ
ホームページでのチェックポイントは、「役員の経歴、歴史、ニュース(トピック)、事業内容」などです。企業のことを知るためにもホームページチェックは欠かせません。
■新卒向け求人媒体
新卒の採用を行なっている会社であれば、新卒向けの求人媒体に掲載している可能性が高いです。新卒採用向けのページは、企業概要が、新卒の学生にわかりやすく書かれています。
そのため業界未経験者でも、仕事内容を理解するのに役立てることができるでしょう。
■転職エージェント
人材紹介会社であれば、企業の人事担当者と直接やり取りをしている為、募集要項や働き方など具体的な情報を多く保有しています。
求人サイトや企業のHPからでは知ることができないリアルな企業の事情を教えてくれることも。
求人票の確認
面接前に、再度求人票を見直しましょう。転職活動中は、たくさん求人票を見るため、求人票の記憶が曖昧になってしまう可能性があります。
求人票に書かれていることを、面接で質問することの無いようにしましょう。
質問回答の準備
以下は、面接で質問される可能性が高い5つの質問です。
■自己紹介
面接の最初に職歴について説明を求められます。職務経歴書に書いた内容とズレが無いように。大学卒業後から直近の職務経歴について説明できるよう準備が必要です。
■転職理由
面接では、転職理由が「一身上の都合」は回答として不十分です。転職理由を答えるときは、前向きな言葉で説明することがポイント。前職の悪口などを言うことはNGです。
■志望理由
志望理由は必須質問と言っても良いでしょう。
志望理由を聞かれた時に、明確な回答ができないことは、減点ポイントです。
・なぜ御社(応募企業)なのか
・御社(応募企業)でどんなことをしたいのか
・御社(応募企業)でいかせる経験
の3つのポイントをまとめることで、前向きな印象が保つことが出来、また内容によっては志望度合いが高いことが評価されます。
■成功体験と失敗体験
面接官は、成功が売上1億円とか、損失1億円などインパクトのある答えを求めているわけはありません。
成功や失敗の経験から「何を学び」「どのような行動をとったのか」が知りたいのです。
「長所」「短所」の質問も同様の部類になります。
■趣味 / 特技
趣味と特技の質問をする面接官の本音は、「どんなことが好きで、どんな人なのか」を知りたいからです。
上記の4つの質問では確認がしづらい“お人柄”について知るためです。
新卒とは違い、転職活動での面接では趣味や特技に対して深掘りする質問が多く、例えば趣味に関する質問に対して「読書」と回答した時に、
「最近、読んだおすすめの本は?」
「なんでおすすめなの?」
「どの部分が良かったの?なんで?」など
自分の感じたことを、自分の言葉で答える必要があります。
自分の発言した言葉は、貴方の“お人柄”を表す結果になるでしょう。
(プラスα)新聞・読書
転職活動を始めた頃から、日経新聞と、人気のビジネス書には目を通すことがおすすめ。
なぜなら面接を担当するような役職の方は、日経新聞を読み、ビジネス書を読まれている方が多いからです。
日経新聞や、本を読むことが習慣化されている方にとって、社会人は新聞を読み読書をして知識を増やすことは「当たり前」という感覚があります。
そのため、新聞も本も読まないというのは、減点ポイントになりかねません。
また、「最近気になるニュースありました?」と質問をされる面接官が一定数いることも、当社の登録者から聞いています。
芸能ニュースだけを読んでいてももちろんNG。
社会人として、コミュニケーションに必要なニュースは日々チェックしておくことを習慣づけましょう。
最後に:東海地方の中途採用面接の特徴
東海地方は特に製造業が盛んであり、トヨタ自動車を筆頭に自動車に関連する企業が多くあります。
また、愛知県には自動車関連メーカーのみならず、産業用機械メーカーや電気電子機器メーカーなど、モノ造り大国として優良企業が名を連ねています。
製造業が多い都市である為、ただ単に「モノ造りに関わる仕事がしたい」という志望動機では、面接の時に「モノ造りはうちじゃなくてもできるけど?」「車が好きならうちじゃなくて他の企業でもいいのでは?」など、その企業に入りたい熱意や動機が問われ、その回答の内容が非常に重要になります。
まだ働いてもいない企業の魅力を語るのはとても難しいことですが、求職者様が十人十色であるように、企業も十社十色です。HPや求人情報を見て、その企業の特徴を捉え、企業研究することがとても重要です。
みらい人材サポートではキャリアアドバイザーが転職相談から面接対策まで、あなたの転職を全力で支援します。