就職活動で応募先を決める時や面接前の準備として企業研究を行うことが大切です。
新卒採用では、社会人経験なしの大学生を相手に行いますので、合同説明会や各種のイベントで企業側から説明を聞く機会も往々にしてあるでしょう。
しかし、中途採用の場合、基本は「即戦力」を重視してますので新卒採用のように前もってお膳立てされたような説明がないのが一般的です。また応募段階は「企業概要や業務内容を知っている」という前提で面接を行います。応募先を決めたり、面接前の情報整理の為、事前に企業研究を行う事は必須です。
よりよい転職を成功させる為にも、企業研究や情報収集のポイントをご紹介します。
目次
公式ホームページや新卒用採用ページをまずは確認
企業の公式ホームページとSNSサイトをチェック
インターネットで掲載されている企業の公式ホーム―ページは必ず確認しましょう。事業内容や資本金、従業員数、事業所場所などの情報はもちろんですが、企業が打ち出している「経営理念」「経営方針」「会社沿革(歴史)」「トップ(社長)メッセージ」なども要チェック。面接時には即答で答えれる位にするのがベストでしょうか。企業のホームページには会社の製品やサービスなどの情報が豊富に掲載されています。それら全てに目を通し、企業が持っている「魅力」「強み」「差別化」などの観点で情報をチェックする事が大切です。
また、近年は公式ホームページだけでなく、公式のFacebookページやTwitterなどSNSを活用したより身近な情報を企業は発信をしています。企業のカラーや社内の雰囲気など、より具体的に内部の様子を見る事が出来ます。そして、公式ホームページに掲載されている「プレスリリース」なども確認することで、最新の情報や企業のトレンドが見えてきます。こちらも必ず確認しましょう。
新卒採用サイトや公式の採用ページも欠かさずチェック
(株)リクルートキャリア運営の「リクナビ」、(株)マイナビ運営の「マイナビ」など毎年3月卒業見込みの大学生を対象とした新卒専用サイトもチェックしましょう。
新卒向けのサイトは就職経験がない大学生向けに表現されています。企業の持っている魅力や強みなど表現がわかりやすい言葉で掲載されていますので、こちらも必ずチェックしましょう。
また、近年では公式ホームページからのリンクや同サイト内で採用専用のコンテンツページを設けている企業も増えてきています。職種ごとに詳しい仕事内容やその企業で働いている社員インタビューも掲載されている場合異もありますので大いに参考になるでしょう。しかし、企業によっては新卒サイトを掲載してない場合もありますので注意する必要があります。
業界の動向を調べる
応募先の企業を調べることに加え、その業界の動向も調べましょう。応募先の企業はどの業界に属しているのか、またその業界の「今まで」と「これから」の動向を調査することも必要です。そして、その業界での応募先企業の立ち位置まで意識することも重要。業界での地位、競合他社、その会社の取引先まで調べれば、より深い理解が得られるでしょう。「3C分析」まで行うことが出来ればベストでしょう。
3C分析とは??
3C分析(-ぶんせき)とは、企業のマーケティングなどにおいて、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の観点から市場環境を分析し、経営戦略上の課題を導く分析ツールのひとつである。
代理店などが重要な業界では、チャンネル(Channel)を加えて、4C分析と呼ばれることもある。Wikipediaより
業界の動向を調べるのに確実な方法は書籍を利用します。みらいキャリア編集の筆者が業界を調べる際に下記の書籍をよく利用します。
・日経業界地図 2018年版 日本経済新聞社発行
・「会社四季報」業界地図 2018年版 東洋経済新聞社発行
これら書籍は毎年更新されます。どちらの書籍も業界毎に図解で示されていますので、業界を調べるにはとても重宝します。業界の動向を知る事とは今の経済を知る事ででもあります。この書籍はビジネス書としても役立ちますので本屋さんなどでチェックされてみてはいかがでしょうか。
人材紹介会社・転職エージェントからの情報もキャッチする。
貴方がもし転職エージェントや人材紹介会社を利用されていたなら、その企業について問合せしてみるのもいいでしょう。
転職エージェントならば企業側と接点を持っており、インターネット上では表現しきれない「生きた企業情報」を持っています。また、ご紹介されていない企業でも転職エージェントはその業界や職種などの転職市場に熟知しています。客観的な立ち位置で情報提供をしてくれるでしょう。
みらいキャリアは東海エリア(愛知、岐阜、三重、名古屋)の地元特化で展開しおります。社員全員が地元出身ですので、地元ならでは転職や企業情報の提供が可能です。
みらいキャリアの転職支援サービス
東海エリア(愛知、岐阜、三重、名古屋市)企業は選考基準に企業の研究度合を図る面接をする!?
名古屋市を中心とする愛知県や岐阜県、三重県の企業の中途採用の面接では「応募者の企業研究がしっかりなされて応募されたのか?」 応募者の企業に対する理解度を選考基準の一つとして重要視する企業が多く見受けられます。
このエリアは自動車産業を中心とした製造業が多く、応募者が企業のどこに関心を得て応募したのか、他社との違いを理解しているのか?かが問われます。
「製造業だから」「自動車業界だから」という理由のみでは、特にこの東海エリアの企業の面接では通用しないでしょう。
企業側の判断基準は「数多くある同業の中から、なぜ当社を選んだのか?」という明確な解答を求めています。
企業研究を深く実行することは同時に志望理由の動機付けにも繋がります。貴方がご自身で調べた内容は貴方の言葉として理解する事が出来、その言葉は採用面接時にきっと役立つでしょう。