面接の場は、普段のコミュニケーションとは異なります。
理想は全ての言動がアピールになっていること。
質問されたことに対して、返答でいかにアピールするかを、常に意識してください。
ここでは、マイナスポイントになってしまいかねない「自分の弱み」や「スキル不足」をアピールポイントとして面接官に伝える方法をご紹介します。
弱みを質問された場合
弱みを質問されてそのまま弱みを伝えてしまっては、ただの世間話になってしまいます。
面接の場では、「弱いところはこういうところです。それは自覚していて、このようにフォローしています」というように、弱みをカバーする努力ができているところまで伝えてください。
その結果、『自分の弱みをきちんと自覚していてフォローもできる人材である』とアピールすることができます。
例えば・・・
地理が苦手な場合、「地図を見て移動することは苦手ですが、休みの日に名古屋市内の他、東海エリアのあらゆる場所を訪れて覚えるようにしています。」など、具体的に回答することがよいでしょう。
スキル不足であることを説明する場合
応募するポジションに対して自分の持っているスキルが不足している場合、絶対に取り繕ってはいけません。
入社した後にあなたも会社も困ってしまいますし、そもそも、面接時に辻褄が合わなくなり見抜かれてしまうかもしれません。
そうはいってもスキル不足であることをそのまま伝えて終わってしまっては、好印象は残せません。
できないことがある場合は、「ここまでできます。できない部分は積極的に学びます。」「これこれの方法で補います。」「今、このような勉強をしています」というように、『できないことがあることを自覚していること』『その上でできるだけ貢献できるよう努力していること』を真摯に伝えましょう。
業務内容で不安な点を質問する場合
業務内容で不安な点がある場合は、確認してください。
ただ、簡単にわかることを質問してしまうことで『調べていない』『理解していない』という印象を持たれてしまってはもともこもありません。
業務内容の確認をする場合には、ある程度調べた上で「このような仕事だと理解しているのですが、実際はどうでしょうか?」というように、調べていることを強調しながら自分の意見を交えて質問することが無難です。
面接の最後に「何か質問は?」と促された場合
面接の最後に質問を促されることは往々にしてあります。必ず用意して臨んでください。
もちろんこの場合も、質問する上でアピールすることを意識することが大切です。
いかにその企業や求人についてイメージできているかを伝える質問が望ましいでしょう。
例えばメーカーでの営業職の業務内容だったら、「自分が経験してきた商社の営業ではこういう進め方でした。御社はこのように進めると想像していますが、どうでしょうか?」といった訊き方です。
または、企業としてどういう方向性を目指しているのかといった大枠のところであれば、「御社では海外展開に力を入れていらっしゃるとのことですが、それであれば自分は英語を使っての業務経験や海外営業の経験があるので、お力になれます」など、ビジョンや熱意を伝えてもいいかもしれません。